第34回日本熱傷学会講習会のお知らせ
代 表 理 事 松村 一
学術委員会
委 員 長 井上 貴昭
一般社団法人日本熱傷学会では熱傷治癒や研究に従事する医師,看護師などを対象に第34回講習会を下記の要領で開催いたします。
講師の先生には解りやすいご講義をお願いしておりますので,熱傷治療に従事されている医師はもちろんのこと,研修医,看護師,コメディカルの方々もお誘い合わせの上,多数ご参加されますことをお願い申し上げます。
なお,1回の講習会の出席は専門医申請症例の6症例に振り替えができ,「スキンバンク摘出・保存講習会」「ABLSコース」とあわせて3回分・18症例まで振り替えられ,専門医申請に際して,講習会受講が必須となりましたのでご留意ください。
- 申込期間:
- 2025年3月17日(月) 12:00~ 2025年5月11日(日)12:00
- 開催日時:
- 2025年5月28日(水)14:30~16:35(予定)
- 開催形式:
- ZOOMウェビナー
- 参 加 費:
- 正会員A 5,000円 正会員B 2,500円
- 非会員(医師)10,000円 非会員(医師以外)2,500円
- ※すべて内税(消費税込み)の金額となります。
- 申込方法:
- 第51回学術集会ホームページ(https://shun-convention.jp/jsbi51/)よりお申し込みください。
- 講習内容:
■14:30〜14:35 開会の辞
総合司会 井上 貴昭(1)14:35〜15:10(講演30分・質疑応答5分)
司会 廣瀬 智也『熱傷看護の終末期ケア(仮称)』
小倉記念病院看護部 立野 淳子
熱傷患者は年間1500人程度で推移しており、重症患者の死亡率は50%を超えています。重症熱傷により予期せず終末期に至った患者や家族の心中は想像を絶します。私たち医療者に終末期ケアとして提供できることは何だろうか。この問いをテーマに重度熱傷により終末期に至った患者や家族へのケアについて考えてみたいと思います。
……………休憩5分……………
(2)15:15〜15:50(講演30分・質疑応答5分)
司会 根本 充『熱傷瘢痕の治療』
日本医科大学形成外科 小川 令
熱傷は瘢痕を形成し、醜形障害だけでなく、機能障害を生じることもある。ケロイド・肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮といった状態は、発症した原因を理解することで適切に加療することが可能となる。副腎皮質ホルモンテープ剤を用いた保存的治療から、形成外科的な手術治療、また健康保険適用外の治療まで解説する。
……………休憩5分……………
(3)15:55〜16:30(講演30分・質疑応答5分)
司会 井上 貴昭『爆発で熱傷を伴う際の留意事項について』
国立病院機構 大阪医療センター 大西 光雄
爆発は爆轟と爆燃の2種類に分かれる。熱傷を意図した爆轟も存在するが、熱傷を伴いやすい爆発は主としてガスや粉塵の燃焼で生じる爆燃である。爆燃は衝撃波を伴わないため、爆傷特有の衝撃波外傷が発生しにくい。その一方で多数熱傷事案となることがある。熱傷を伴う過去の爆発事例を供覧し留意事項を確認したい。
(4)16:30~16:35 閉会挨拶
総合司会 井上 貴昭詳細は決定次第随時アップロードします。
皆様の多数のご参加をお待ちしております。