第23回日本熱傷学会講習会のお知らせ(第3報)

一般社団法人 日本熱傷学会
代 表 理 事  猪口 貞樹
学術委員会
委 員 長  齋藤 大蔵

 一般社団法人日本熱傷学会では熱傷治癒や研究に従事する医師,看護師などを対象に第23回講習会を下記の要領で開催いたします。
 講習会は討論の時間を十分にとり,日頃の疑問点を他施設ではどう解決しているのかなどの議論の場としてもご利用できます。講師の先生には解りやすいご講義をお願いいたしてありますので,熱傷治療に従事されている医師はもちろんのこと,研修医,看護師,コメディカルの方々もお誘い合わせの上,多数ご参加されますことをお願い申し上げます。
 なお,1回の講習会の出席は専門医申請症例の6症例に振り替えができ,「スキンバンク摘出・保存講習会」「ABLSコース」とあわせて3回分・18症例まで振り替えられると同時に専門医申請に際して,講習会受講が必須となりましたのでご留意ください。


申込開始:2013年12月3日(火)
 
開 催 日:2014年6月4日(水)14:30~17:20(予定)
 
会 場:ラフレさいたま
〒330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心3-2
TEL:048-601-1111  URL:http://www.rafre.co.jp/
 
会 費:正会員(正会員A)5,000円 準会員(正会員B)2,500円 非会員(医師)10,000円
非会員(医師以外)2,500円
※すべて内税(消費税込み)の金額となります。
 
申込方法:第40回学術集会ホームページ(http://www.k-con.co.jp/jsbi40.html)からお申し込みください。
※お申し込み後のお問い合わせは学会事務局にお問い合わせください。
 

■14:30~14:35 開会の辞 総合司会 齋藤 大蔵
(1)14:35~15:10(講演25分) 司 会 片平 次郎
熱傷患者に対するリハビリテーション
 - 機能予後を獲得するためのブレイクスルー -
北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科理学療法学専攻 木村 雅彦
 重症広範囲熱傷患者に対するリハビリテーションは,その病態と生体反応の制御ならびに身体機能への影響を最小にする挑戦の連続と,心理社会的な側面にも十分に配慮した積極的かつ継続的なチーム医療の集大成である。障害の最小化を共通目標とする相互理解こそが良好な機能予後を獲得するために必要であり,ブレイクスルーするための武器である。
……………休憩10分……………
(2)15:20~16:15(講演45分) 司 会 佐々木淳一
熱傷における感染対策:熱傷診療ガイドライン2009
川崎市立川崎病院救急科 田熊 清継
 健常人の小範囲Ⅱ度熱傷では感染の重症化は稀で感染対策の必要性は低い。したがってToxic shock syndrome(TSS)など強毒菌による感染を起こさない限り大部分が良行な経過をとる。水道水による創の洗浄や,問題となっているラップ療法を用いても感染しないことが多い。一方20~30%TBSA以上では7割に創や呼吸器などの感染を起こし対策は極めて重要となる。熱傷診療ガイドラインの感染対策について解説する。
……………休憩10分……………
(3)16:25~17:20(講演45分) 司 会 安田  浩
手の熱傷治療
長崎大学医学部形成外科 田中 克己
 手は日常生活において,さまざまな機能を発揮するとともに露出部であるための整容的な役割も担っている。
そのため熱傷初期からの治療はたいへん重要となる。今回は手の熱傷における基本的な考えについて述べ,さらに深達性熱傷,小児熱傷,広範囲熱傷合併例などへの対応や最近行われている治療法についても言及する。

連絡先: 〒359-8513 埼玉県所沢市並木3-2
防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門内 第40回日本熱傷学会事務局
TEL:04-2995-1633 FAX:04-2991-1613 E-mail:hiromyzk@ndmc.ac.jp







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