第33回日本熱傷学会講習会のお知らせ
代 表 理 事 松村 一
学術委員会
委 員 長 井上 貴昭
一般社団法人日本熱傷学会では熱傷治癒や研究に従事する医師,看護師などを対象に第33回講習会を下記の要領で開催いたします。
講師の先生には解りやすいご講義をお願いしておりますので,熱傷治療に従事されている医師はもちろんのこと,研修医,看護師,コメディカルの方々もお誘い合わせの上,多数ご参加されますことをお願い申し上げます。
なお,1回の講習会の出席は専門医申請症例の6症例に振り替えができ,「スキンバンク摘出・保存講習会」「ABLSコース」とあわせて3回分・18症例まで振り替えられ,専門医申請に際して,講習会受講が必須となりましたのでご留意ください。
- 申込期間:
- 2024年3月7日(木) 12:00~ 2024年5月7日(火)12:00
- 開催日時:
- 2024年6月12日(水)14:15~16:20(予定)
- 開催形式:
- ZOOMウェビナー
- 参 加 費:
- 正会員A 5,000円 正会員B 2,500円
- 非会員(医師)10,000円 非会員(医師以外)2,500円
- ※すべて内税(消費税込み)の金額となります。
- 申込方法:
- 第50回学術集会ホームページ(https://www.50jsbi.jp/index.html)よりお申し込みください。
- 講習内容:
■14:15〜14:20 開会の辞
総合司会 井上 貴昭(1)14:20〜14:55(講演30分・質疑応答5分)
司会 井上 貴昭『熱傷看護に関する研究の取り組みと課題』
札幌市立大学看護学部 牧野 夏子
重症熱傷患者は、受傷直後から死の危険性が高く生命危機を脱した後も皮膚の瘢痕化などにより生活の変化を余儀なくされる。熱傷看護においては、患者の受傷から急性期、回復期を経て退院後と長期間に渡り看護支援が必要であるものの、実践内容の提示や研究の蓄積が乏しいことが課題である。今回、学術講習会において研究メンバーと進めてきた熱傷看護に関する研究について紹介する。
……………休憩5分……………
(2)15:00〜15:35(講演30分・質疑応答5分)
司会 海田 賢彦『化学的デブリードマンの現状』
中京病院救急科 大須賀 章倫
熱傷治療においてデブリードマンは必須手技である。熱傷創は常に一定の深度ではなく、各深度の創が混在しており、外科的にデブリードマンをする際にこれらを分けることは困難である。化学的デブリードマンを行うことで、この問題が解決されるかもしれない。ここでは昨年本邦で承認されたネキソブリッド®の使用法とピットフォールについて概説する。
……………休憩5分……………
(3)15:40〜16:15(講演30分・質疑応答5分)
司会 根本 充『コラーゲン/ゼラチンスポンジの開発・臨床使用について』
京都大学大学院医学研究科形成外科学 森本 尚樹
コラーゲン/ゼラチンスポンジ(ペルナックGプラスⓇ、グンゼ(株))は塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)を保持・徐放可能な人工真皮である。発売後5年経したが、薬事承認の関係から有効性を十分に周知できていない。改めて、本品開発の経緯、非臨床試験、治験結果、発売後の使用状況などを説明したいと考えている。
(4)16:15~16:20 閉会挨拶
総合司会 井上 貴昭詳細は決定次第随時アップロードします。
皆様の多数のご参加をお待ちしております。