お知らせ
日本熱傷学会PBEC(Prehospital Burn Evaluation and Care)
コースの開催予定とコース参加方法について
代表理事 佐々木 淳一
プレホスピタル委員会
委員長 松田 潔
昨今,我が国の各地で増加している多数重症熱傷者へのプレホスピタルでの適切な対応は熱傷予後改善に極めて重要です。重症熱傷では受傷直後は歩行が可能で,意識レベルやバイタルサインも良好なことが多く,慎重に受傷状況や重症度評価を行わないとミストリアージから急激な容態変化をきたす症例がしばしば存在します。
日本熱傷学会では,国内のプレホスピタルにおける熱傷患者の観察・処置・重症度・緊急度判断の向上を目的に,PBEC(Prehospital Burn Evaluation and Care)コースを開発し,地方会と連携のもと,2015~2020年に年間10回前後コースを開催し,1,400名以上の方に受講していただきました。新型コロナウィルス感染拡大に伴い、2020~2021年にはコース開催を見送って参りましたが、2022年7月からオンラインでコース開催を再開しました。どうぞ日本熱傷学会会員の皆様におかれましては,綿密な地域熱傷医療体制の構築のため,本コースへのご参加と消防機関の皆様へ参加を勧めていただけると幸いです。
今年度開催のPBECコース
2022年7月に第1回目となるオンラインコース(通算第47回コース)を開催し、2022年度はさらに3回のコースを開催しました。2023年度も引き続きオンラインコースを開催します。5月、7月、9月、11月、1月、3月に開催する予定です。詳しい日程等については、本ホームページの「PBEC講習会のコース開催についてのお知らせ」をご覧ください。
インストラクターの更新について
2019年3月からPBECインストラクターの資格更新が始まりました。インストラクター資格は3年間有効で,更新のためには有効期間内の指導実績と所定の手続きが必要です。
インストラクターの皆様におかれましては,ご自身の指導歴をポータルサイト内に掲載されているインストラクター名簿でご確認いただき,ポータルサイトから更新手続きを所定の期間内にするようお願い申し上げます。
なお、新型コロナウィルス感染の拡大によるPBECコース中断に伴い、PBECインストラクター資格は2020年2月1日時点で凍結していましたが、2023年8月1日時点で凍結解除することになりました。インストラクター各自の更新時期、手続き方法などについては、改めてポータルサイトでご確認ください。